分離不安とは、簡単に言うと犬が1匹で利口に留守番ができない状態を言います。

 

「そんなことはない」

「うちの子は一人でちゃんと留守番している」

 

そう思われるかもしれませんが、実は気づかないうちに分離不安の症状が出ていることもあります。

分離不安の症状とは?

みなさんのワンコはこんな行動を取ってはいませんか?

分離不安の症状

・飼い主がトイレや風呂に行く度にどこでもついてくる

・飼い主が外出した時もしくは姿が見えなくなった時に吠える、必死に探す

・飼い主が出かける準備をしていると分かった途端、落ち着きをなくす

・留守中に暴れて部屋の中を荒らす

・留守中に声が枯れるまでいつまでも吠える

・留守中に食べられない物を誤食する

・留守中に食材を盗み食いする(普段はしないのに)

・留守中に自分の体を噛んだり舐めたりする

・留守中に部屋の中のものを噛んだり破壊したりする

・留守中にトイレではないところで排泄をする

・飼い主が留守になると下痢や食欲不振になり体調を崩す

 

はい、以上は全て僕の歴代のワンコ達の行動です(笑)

このような分離不安を改善するためには根気強いしつけと対応が必要になりますが、愛犬のストレスを減らすためにも飼い主さんには頑張って欲しいところです。

 

では、犬の分離不安はどうして起こるのでしょうか?

分離不安が起こる原因

犬の分離不安は様々な原因があり、個体差や環境によっても異なりますが、概ね以下のようなことが原因と言われています。

①飼い主が仕事を始めた

今まで1日中一緒だったのに、急に飼い主が仕事を始めたことで外出が増え、飼い主と離れることに不安を感じるというパターンですね。

 

僕が子供の頃、ある程度ワンコが大きくなってから母親がパートを始めたタイミングがありました。

 

僕と妹は学校、父親は仕事で日中はいないのですが、母親だけは常に家でワンコと一緒にいるという生活に変化が起きたことで、分離不安が起きてしまったという経験があります。

②犬の社会経験不足

ずっと家の中だけで過ごしていると、犬としての社会経験が不足して分離不安になる可能性があります。

 

 

実は、子犬は生後3ヶ月までが「社会化期」といって、飼い主以外にも多くの犬や人と出会い、外の世界に慣れさせる必要があると言われています。

 

その時期にほとんど外出していないと、飼い主に依存するあまり留守番が苦手になり、分離不安の症状が出るリスクがあります。

③血統や遺伝

犬種によっては分離不安の傾向が強かったり、遺伝や血統的に神経質だったりすることがあります。

④飼い主の心の状態を犬が感じ取る

飼い主自身の問題として、引越し等の環境の変化、人間関係のストレス、大切な人との別れなどで、飼い主の精神状態が不安定になっているとき、犬も飼い主のイライラを察知して分離不安を引き起こすことがあると言われています。

 

人間ですから色々ありますが、大切な愛犬には影響が出ないようにしてあげたいですよね。

⑤留守中のトラウマ

飼い主の留守中に何か怖い体験をした場合、それが引き金となって分離不安を引き起こす可能性があります。

例えば

  • 飼い主がいない間に鳴ったインターホンの音に不安を感じた
  • バイクのマフラー音や工事の騒音
  • たまたま留守中に大きな雷が落ちた

など。

このような、ひとりの時の怖かった思い出がトラウマとなり、分離不安の原因となることがあるようです。

 

余談ですが、僕のワンコは分離不安とは関係なしに雷の音が大嫌いで、最近では強い雨音が鳴っただけで警戒しています^^;

⑥外出・帰宅時にする決まりごと

飼い主が出かける際の「行ってきます」「留守番頼んだよ」や、帰宅時の「ごめんね、寂しかったね」「留守番できて偉かったね」などの”過剰な”声かけやスキンシップをすることがあります。

 

これは、犬にとって飼い主が出かけること・自分が留守番することが何か特別大変な行事のように思われ、飼い主が出かけることが不安になってしまう原因となり得ると言われています。

 

もちろん声かけやスキンシップは重要ですが、外出時・帰宅時はあまり過剰にしないほうがいいですね。

⑦犬との主従関係の逆転

犬を可愛がるあまり、犬がおやつを欲しがれば与え、おもちゃで遊んでくれと言われればいつでも相手をしてやる、といったことが続いた場合、犬が自分の方が偉いと勘違いするリスクがあります。

 

このように「犬主導」の関係になってしまうと、飼い主が外出する=自分の思いどおりにいってない、という図式になり、分離不安になりやいと言われています。

 

可愛いので甘やかしたい、何でも言うこと聞いてあげたくなる気持ちは痛いほど分かりますが、お互いのためにも犬主導にはならない関係づくりに努めましょう。

⑧犬のパーソナルスペースがない

最近では室内飼いが多いので、犬小屋を設置するということも減っているとは思いますが、犬専用のハウス自体も全くないとうケースが見受けられます。

 

放し飼いなので常に人のそばにいるという生活では、犬が独りで落ち着いて過ごす時間がありません。

「独りの時間を過ごす場所」を持たない犬は、分離不安の症状が起きやすいです。

 

たとえ部屋の中で放し飼いでも、寝るときは犬専用スペースで寝かせるなど、独りの時間を作れるようにしてあげましょう。

 

うちのシェルティも普段は部屋の中を自由に動き回っていますが、専用のゲージを置いていますので、寝るときや休みたくなったときは自らハウスしています。

⑨自立できていない

子犬の時期に母親が離乳で子犬をつき離すという課程があり、そこで子犬は自立を促されて成長します。

 

しかし、その後に飼い主から過度に溺愛されることで、精神的に自立できていない状態になり、分離不安を引き起こします。

まとめ

今回は、犬の分離不安が起こる原因について解説しました。

 

僕の初代のシェルティも、小さい頃の社会化不足が原因で家族が日中出かけると、帰ってきたらトイレじゃないところで排泄をしたりして大変でした。

 

当時は、独りにされたことへの嫌がらせかな?と思っていたのですが、環境づくりに間違いがあったのだと途中で気づき、修正していきました。

 

過度な依存は犬・人間お互いにとっていい関係とは言えません。

可愛い愛犬だからこそ、ある程度の自立を促すことが重要と言えますね。

 

次回は、分離不安を改善する方法について書きたいと思います。

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