今回は犬の噛み癖について書いてみたいと思います。

子犬ってじゃれながらよく噛むことが多いと思うんですけど、「今のうちだけ」なんて思っていたら成犬になっても噛み癖が治らないなんてことありませんか?

 

甘噛みで痛くなかったとしても、噛んではいけない物を噛むと犬自身にも危険が及びますし、家族以外の他人を噛んでしまうと例え本気で噛まなくても驚かせてしまいます。

 

噛み癖がついてしまっている場合、なるべく早いうちに改善しておくのが望ましいですね。

噛み癖がつく理由

理由1:歯が生え変わる時期

生後4~7カ月は子犬の乳歯が永久歯に生え変わる時期です。

この時期は口の中が痒かったりムズムズしたりするので、その反動で何かを噛もうとすることが多いです。

 

理由2:かまってもらおうとしている

これは犬と人間との主従関係が築けていない場合に起きることが多いのですが、甘噛みすることで「遊んで」「おやつちょうだい」などの要求をしていることがあります。

ただ、子犬の頃は単純に飼い主への愛情表現として「好き」「遊ぼう」と嬉しいときに甘噛みすることも多いようです。

ですので、成犬になっても甘噛みによって何かを要求する場合は、要求すれば通ると思っている=犬が飼い主を下に見ているということになりますので、犬との接し方を見つめなおす必要がありますね。

 

理由3:遊びの延長として噛んでいる

よく縄のおもちゃで引っ張り合いっこをするのが好きな犬がいますが、それと似たような感じで「どちらが強いか力比べしよう」という意味合いで人の手や指をじゃれながら噛んだりします。

 

理由4:縄張り意識

これは家族以外の他人が家に入ってきた場合です。

縄張り意識が強い犬にとっては、家の中=自分のテリトリー。

そのテリトリーに侵入されるのを嫌って客や配達員に噛みつきます。

 

理由5:怒り・攻撃の意味で噛む

自分の気分が乗っていないときに触られた場合や、触られたら嫌な部分を触られた場合、餌箱を撮られた場合などのシーンで噛みつく場合です。

 

「今はそんな気分じゃない!」

「そこを触るな!」

「ご飯を取らないで!」

 

というように、攻撃の意味合いを込めて噛んでいることがあります。

飼い主が餌箱に手をかけると噛みつくというのは、主従関係ができていない証拠です。

 

理由6:興味を示したものにとりあえず噛む

こちらは特に怒りなどではなく、ただ単に自分が興味を持ったものをとりあえず噛んでいます。

噛んでいいもの、悪いものの区別をつけるトレーニングができていない証拠です。

 

理由7:防衛本能

過去に叩かれて痛い思いをした記憶があり、そのトラウマから頭を撫でようと手をあげただけで防衛本能が働いで噛もうとします。

噛み癖を改善する方法①ご褒美を与える

これは、噛むのをやめるとご褒美がもらえるという意識を植え付ける方法です。

まず、噛まれたときに「痛い!」「ダメ!」と叱ります。この際、大きく低めの声で叱るのがポイントです。

甲高い声で叫ぶと犬の興奮を助長させかねません。

 

次に、噛むのをやめて飼い主とアイコンタクトを取って落ち着いたら、噛んでもいいオモチャを与えます。

 

数回やっただけでは効果はないですが、根気よく毎日繰り返しているうちに、「噛むのをやめる=おもちゃがもらえるんだ」という風に学び、段々と噛まなくなります。

噛み癖を改善する方法②サプライズを与える

犬が噛んできたときに何かしら驚かせることで、噛むという行動を一旦やめさせます。

そのうえで、「噛むと嫌なことが起きる」という認識を植え付ける方法です。

 

ポイントは、噛むと叩いたりするのではなく、自然と天罰がおきたかのようなサプライズを演出することです。

 

噛まれたからといって飼い主が叩いたりして罰を与えると、犬が興奮して余計にやり返してきたりと主従関係が崩れる恐れがありますので、あくまで「何か嫌なことが自然と起きる」と思わせることが重要です。

 

有効と言われているサプライズの種類としては以下のようなものです。

噛み癖を改善するサプライズの種類
・大きな音
飼い主以外の人が後ろから大きな音が鳴るものを落としたり、犬笛を吹く
・真っ暗にする
飼い主以外の人が後ろから布や毛布などをかぶせ、犬の視界を突然真っ暗にする
・不快なにおい
飼い主以外の人が後ろからレモンや酢などを薄めたものを軽くスプレーする

・不快な味覚
噛んではいけないのに噛もうとするものに、苦みのある噛みつき防止剤のスプレーをふきつけて噛むの中断させる

・不快な感覚
噛んだ瞬間に飼い主以外の人が後ろから犬の頭に生卵を落とす。
こうすることで、犬は「頭から血が流れている」と錯覚し、驚きます。
噛む=頭から血が流れるという認識になり、噛むのをやめるようになります。

 

これらのサプライズを与えて犬が噛むのをやめたら、ご褒美として用意してあったオモチャを与えます。

ただし、オモチャは日常生活用品とは全く別の形のものを用意してください。

噛んでいいものと悪いものを区別させるためです。

 

また、上記のサプライズの多くは家族などの協力者が必要です。

飼い主自身がやったとバレてしまうと、「噛んだら自然と嫌なことが起きる」という認識にならないからです。

噛み癖を改善する方法③無視をする

犬が噛んだときに「痛い!」と低めの声で言い、すぐに遊びを中断して無言で犬から離れます。

別の部屋に行くなど犬の視界から完全に消えるようにしてください。

そうすることで、犬は「噛む→遊びが終わる→つまらない」と学びます。

 

そして、時間を置いて戻り、犬が興奮していたら落ち着くまで無視し続けます。

落ち着いたと判断したら、“飼い主側”からコミュニケーションをもちかけ、遊びを再開します。

飼い主側から関わることで、主従関係を明確にすることにつながりますので重要です。

 

このしつけ方法も数回繰り返しただけではすぐに効果は出ませんので、毎日根気よく繰り返しトレーニングをするようにしてください。

まとめ

今回は犬の噛み癖の理由と改善方法について書いてみました。

 

繰り返しになりますが、「子犬の頃は口の中が痒いから仕方ないね」と許し続けると、成犬になっても噛み癖が治らず他の人に怪我をさせてしまうなど思わぬトラブルを招くリスクもあります。

 

また、電源コードなどを噛むと犬自身が怪我をする恐れもありますので、愛犬の噛み癖に悩んでいる方は上記のしつけを辛抱強く毎日行ってみてくださいね。

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