雷や工事の騒音をはじめとする大きな音を聞くと異様に怖がり、パニックになったり体調を崩したりする恐怖症。

今回は、僕が愛犬と一緒に実践し恐怖症を改善するに至ったトレーニング方法を紹介したいと思います。

犬の恐怖症を改善するトレーニング

1.お座りや伏せでリラックスする習慣をつけさせる

皆さんは、どんな時に愛犬へお座りや伏せのコマンドを出していますか?

ご飯やおやつを与えるときでしょうか?

 

それ自体は構わないと思うのですが、それだけだと犬にとってお座りや伏せは単純に「ご飯やおやつをもらうときの儀式」と化してしまいます。

 

そうではなく、普段からお座りや伏せの状態でリラックスさせる習慣をつけましょう。

 

このような習慣がついていることで、何か不安なことが起きたときでも即座にリラックスした状態を思い出しやすくなります。

 

2.犬が嫌いな音に慣れさせるトレーニング

恐怖症の症状が出てしまう犬が嫌いな音を録音したり、そのような効果音の音源を入手しえ、実際に聞かせて恐怖症の反応が出るか確認してみてください。

 

最近ではYoutubeに雷雨やバイクのマフラー音などシーンに合わせた様々な効果音がアップロードされていますので、自分で録音できていなくとも犬が嫌いな音源は比較的容易に入手できるかと思います。

 

最初は小さい音量で聞かせて、お座りや伏せのコマンドを出して犬をリラックスした状態にさせます。

しばらく様子を見て恐怖症の反応が出ずに落ち着いた状態を保つことができていればご褒美におやつを与えましょう。

 

僕はこのトレーニングを1回につき10分程度行い、朝・昼・夜と1日3回を毎日繰り返しました。

 

数日繰り返して慣れてきたら音量を上げる、さらに数日繰り返してまた音量を上げる、といった具合に、徐々に音量を大きくしていった結果、3ヶ月経過する頃にはかなり症状が改善されました。

 

また、普段の生活音でも大きな音が鳴った場合でも、飼い主は平然としていることが重要です。

間違っても「びっくりさせてごめんね」などと優しく声かけをして構わないようにしましょう。

 

大切なのは、「大きな音が鳴るということは日常において普通のことである」という認識を犬に持たせ、分離不安からくる恐怖も含めて犬からの要求に何でも応えずに自立心を養うということです。

注意事項

このトレーニングの最中に、実際に雷など犬が嫌いな大きな音が鳴ってしまったり、トレーニングの音量を一気に上げてしまうなどということがあった場合、それまでのトレーニングが台無しになってしまいます。

こういったことがあると、トレーニングの効果がないどころか恐怖症が悪化してしまう可能性がありますので、雷音が嫌いな場合は雨の日にはトレーニングをしない、工事の騒音が嫌いな場合は工事をやっていない時間帯にトレーニングをする、などの配慮が必要です。

恐怖症の対処法

恐怖症を改善するトレーニングを実践しても、実際に改善効果が見られるまで数ヶ月かかる場合がほとんどです。

ですので、当然その間にも音が鳴るわけですので恐怖症状が出ます。

 

そこで、あくまでその場での対処法ということになりますが、僕が実践していたものを紹介します。

 

1.音が鳴っても構わない

これは繰り返しになりますが、恐怖症が出る音が鳴ったとしても、飼い主は平然とし、逆にニコニコしているくらいの対応をします。

落ち着かせようと甘い言葉をかけたり抱き上げたりしてはいけません。

 

2.物理的に聞こえない部屋に移動させる

雷など、家の外から聞こえる音に恐怖を感じている場合は、なるべく聞こえにくい部屋に移動させてみましょう。

 

3.静電気を軽減させてあげる

これは雷の影響で静電気が体に溜まり、それが不快で恐怖症を発症している犬への対策です。

濡れたタオルをよく絞って犬の体を拭いてあげたり、湿度の高いバスルームへ連れて行ってあげるのがいいかと思います。

ペット用品店でも静電気を軽減させる商品が売られていますので、そういったものを試してみるのもオススメです。

 

4.犬に耳栓をする

恐怖症状が強く出ている場合、音が鳴っている間犬の耳に脱脂綿を詰めてその音が聞こえにくくするというのも手です。

2の別部屋へ移動させるのと同様に、その音が物理的に聞こえにくくなれば恐怖症状も軽減されるはずです。

ただし、外耳炎など耳の疾患がある場合は絶対にやめてください。

まとめ

今回は、恐怖症を改善するトレーニング方法やその場での対処法を紹介しました。

僕が一通りやってきたもので、個体差はあるとはいえ一定の効果はあると思います。

 

ただし、これはあくまで軽度な恐怖症を前提としていますので、重度のものは動物病院やトレーナーなどの専門家に相談してくださいね。

 

本記事で紹介した、お座りや伏せでリラックスさせる習慣をつけることができれば、音が鳴っていたりして犬が不安になっている状態に非常に有効です。

 

一朝一夕にはいきませんが根気強くトレーニングして、愛犬にとって少しでもストレスが少ない生活がおくれるようにしてあげたいですね。

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