犬のしつけで最初にブチ当たる壁と言えば、トイレを覚えさせることですね。
しつける飼い主も大変ですが、何も分からずに家にきたワンコの方もトイレを覚えるのは一苦労。
根気よく教えれば愛犬は必ず覚えてくれますので、ワンコと二人三脚で頑張っていきましょう。
犬の正しいトイレのしつけ方
犬のトイレのしつけは、愛犬がトイレをするタイミングを把握することから始まります。
よくあるタイミングとしては
- 起きた直後
- ご飯を食べた後
- 遊んでる途中
- 遊んだ後
- 寝る前
- 抱っこから降りたとき、車から降りたとき
- 外出から帰ってきたとき
など様々ですね。
そして、犬はトイレをする直前に何らかの仕草がありますので、そちらを観察してみてください。
- クルクルと回る
- 床や周囲の臭いを嗅ぎまわる
- 落ち着きがなくなる
- ジャンプする
このような仕草をした場合、トイレをしたがっている可能性が高いです。
トイレはサークルの中にペットシーツを敷いてさせます。
サークルの中にいる犬の行動を観察しながら、上記のような仕草を見せたらペットシーツにトイレをさせます。
そして、無事成功してらその場ですぐに褒めてあげましょう。
「かしこいね~」
と言って頭を撫でてあげるといいですが、あまり色々な種類の言葉を言わず、シンプルにひとつの言葉だけをかけ続けて褒めてあげましょう。
サークルの外にいるときにトイレをしたそうな仕草を見せたら、すぐにペットシーツの上に連れて行き、できたら褒めてあげます。
上記を繰り返すことで「ここでトイレをしたら褒めてもらえる」と学びますので、次第に自らペットシーツの上でトイレをするようになります。
散歩中のトイレ(マーキング)について
犬によっては散歩中にマーキングとしてトイレをしたがる場合があります。
ただ、外でトイレをさせるのは飼い主としてマナー違反ですので、外でマーキングをする癖は直したいものですね。
マーキングの癖を直すためには、以下のようなことを意識しましょう。
- 散歩に行く前にトイレを済ませる
- マーキングをしそうになったらおやつやオモチャを出して気をそらせる
- マーキングを好みそうな場所で立ち止まらせないように、リードを短めに持って誘導する
- マーキングをしやすそうな場所を通らない散歩コースを考える
うちのワンコは、当初は散歩中にトイレをする癖がついていたのですが、散歩に行く前にトイレを済ませるということを徹底した結果、散歩中にマーキングするということは一切なくなりました。
それどころか、「散歩行くよ」と声をかけると、自分から進んでトイレを済ませるようになったのです。
「別にしたくないときは無理やりしなくてもいいのにな~」と思うこともありますが、彼女の中できちんと決まり事を守っているようなので、その都度褒めてあげるようにしています。
トイレのしつけで守って欲しい注意点
トイレのしつけは、ある程度根気強く覚えさせる必要があるので、ときには飼い主の頭を悩ませることもあるでしょう。
しかし、犬というのは本来様々な場所でマーキングするという習性がある生き物。
それを理解したうえで、愛犬がトイレに失敗しても絶対に怒らないようにしてください。
当然ですが犬は人間の言葉が分からないので、飼い主がなぜ怒っているのか理解できません。
ですので、トイレをする=怒られる行為と認識してしまう恐れがあり、そうなると飼い主に隠れてトイレをしようとしてしまう場合があります。
また、所定の場所以外のところにトイレをしてしまうと、ついつい「ちょっと!」「もう!」と声をあげたくなりますが、そうすると「飼い主の関心を引ける」「かまってもらえる」と勘違いしていまい、わざとペットシーツ以外のところでトイレをするようになります。
声をだして駆け寄るということは、犬からしたらかまってもらえるというご褒美のひとつになりますので、トレーニング中に不用意に声を出すのは控えるようにしてくださいね。
まとめ
今回は犬のトイレのしつけについて書きました。
最初はうまくいかず、部屋中好きなところにトイレをされてしまい、思わずイライラしてしまう気持ちも分かります。
でも、人間だって最初から一人できちんとトイレに行けたわけではないですよね?
正しいやり方を繰り返せば愛犬は必ず覚えてくれますから、怒らずに根気よく教えていきましょう。