イッテＱやらせ疑惑の祭りとは？内容と11個のやらせ祭りをまとめてみた

2020年2月24日 2020年2月25日

老若男女問わず人気のバラエティー番組『世界の果てまでイッテＱ』。

その中の人気コーナー「お祭り企画」がやらせ疑惑の影響で2018年11月から休止していましたが、2020年3月8日の放送で約1年4カ月ぶりに復活することで話題になっています。

イッテＱやらせ疑惑の内容とは？

イッテＱのやらせ疑惑ではかなり炎上しましたが、これは一体何だったのでしょうか？

一言でいうと、「存在しない祭りをでっちあげた」というものです。

「お祭り企画」とは、お祭り男に扮する宮川大輔さんが、世界各国で行われる様々な祭りに参戦し、優勝を目指すという企画。

各国の祭りというのはその地域独特の文化の現れであり、それを捻じ曲げて放送したり、さらにはないものをでっちあげるということはその国を侮辱する行為になりかねません。

下手すると国際問題にまで発展しかねないのではないか？というのが炎上の理由でした。

2018年11月8日に週刊文春にて報じられたやらせ疑惑第一報は、ラオスの橋祭りでした。

2018年5月に放送された「ラオスの橋祭り」ですが、実は存在しない祭りだとするものでした。

“水上(泥水)にかけらえた全長25ｍの板を橋として、4つの動く玉を避けながら自転車で橋を渡りきる祭り”という説明がなされていましたね。

結果的に宮川大輔さんは途中で泥水に落下するというオチでした。

「アカーン！！」と叫んでるのが目に浮かびます(笑)

番組ではこの祭りについて、「ラオスでは年に1回開催されている」と説明していましたが、文春の現地取材によればこんな祭りは存在せず、番組が勝手に企画して行っていただけと報じられています。

イッテQ!やらせ疑惑。全体の画像がコレ。左端の人気の少ないのが橋祭り。右側のにぎわってるのがラオスコーヒー協会によるコーヒーフェスティバル pic.twitter.com/ywtIqq2a3X

— クロスケ (@kuro_we) November 7, 2018

このやらせ疑惑について日本テレビは当初は否定していましたが、ラオス政府が対応を検討すると発言したことで「国際問題になりかねない」と日本国内でも騒動が大きくなりました。

文春のさらなる追撃として、11月15日にさらなるやらせ疑惑が報じられます。

タイのカリフラワー祭りです。

番組によれば、カリフラワー祭りとはタイ中部のペッチャブーンの外れにあるサイヨン村で行われている祭りで、泥沼の中、二人三脚でカリフラワー20キロを収穫し、そのスピードを競うものだとか。

宮川大輔さんと手越祐也さんが揃って参加したことで盛り上がりましたが、突然とってつけたように泥のプールが現れるなど、見ていて違和感があったのも事実です。

文春によれば、日本テレビが委託した番組コーディネート会社が、祭りの出場者や準備の手伝いをした現地住民に賞金などの金銭を渡し、運営費を負担していたそうです。

サイヨン村の村長は「テレビ番組のコーディネーターを夫にもつ地元住民から『日本のテレビが来るので短いドラマや芝居をつくりたい』と言われ、話し合いの結果、カリフラワーを使ったゲームをすることになった」と証言しています。

ゲームって・・・もはや祭りでもなんでもないですよね(^^;)

2度目のやらせ報道を受けて、日本テレビはこのようにコメントしています。

『祭り』企画において、番組の意向でコーディネート会社が主催者に提案したり、実質的な主催者となってイベントとして開催したケースがありました。

コーディネート会社との長年にわたる協力関係に甘え、企画についての確認が不十分なまま放送に至ったことについて、当社に責任があると考えております。

つまり、やらせを認めたってことですね。

具体的にやり玉に挙がったのはラオスの橋祭りとタイのカリフラワー祭りですが、女性セブンの報道によると、過去116回のお祭り企画のうち、11個のお祭りの存在を確認できなかったそうです。