歌舞伎役者にして俳優の尾上右近さん。

 

歌舞伎界で新鋭として活躍している彼は、女方を中心に立ち役も勤められています。

 

いつも凛々しい目元から揺らぐ優しげな微笑みは、老若男女皆の心を虜にしてしまうほど魅力的ですよね。

 

人の良い彼の笑顔が心に残っていて、彼が歌舞伎役者であると知り歌舞伎界へ足を伸ばした方もいらっしゃると思います。

 

今回はそれ程までに私たちを魅了してくれる尾上右近さんのプロフィールや、尾上松也さんとの関係性の家系図ありでの解説、彼女についてまで深く掘り下げていこうと思います!

尾上右近の学歴・経歴などプロフィール

出典:高知新聞社

 

  • 名前:尾上右近 おのえ うこん
  • 本名:岡村研佑 おかむら けんすけ
  • 愛称:けんけん
  • 屋号:音羽屋
  • 定紋:重ね扇に抱き柏
  • 所属:ケイファクトリー
  • 生年月日:1992年5月28日
  • 血液型:O型
  • 出身地:東京都
  • 趣味:絵を描くこと、観ること、歌うこと

 

けんけんという愛称で親しまれる尾上右近さん。

 

彼の身の回りは大変素敵な人ばかりで、曾祖父は尾上菊五郎さん、父方の従兄弟に十八代目中村勘三郎さん、母方の祖父には昭和の映画スター鶴田浩二さん、叔母に女優の鶴田さやかさんがいらっしゃいます。

 

その中でも曾祖父である尾上菊五郎さんには、曾祖父の遺品を求めに祖母の元を訪ねる程に大きな憧れを抱いていたとか…。

 

そんな多くの役者さんと触れ合う機会がある七代目清元延寿太夫の次男として産まれた彼は、2000年の4月に8歳で「舞鶴雪月花」の松虫として初舞台を踏みました。

 

その5年後、七代目尾上菊五郎さんのお膝元で修行を積み、同年2005年の1月に13歳にて「二代目尾上右近」を襲名。

 

スクスクとセンスを育んでいた尾上右近さんですが、15歳の時自意識が強くなり、声変わりも重なった故に芝居が出来なくなるという時期もあったそうです。

 

しかし10年後には自主公演「研の會(かい)」を主宰し、「義経千本桜」にて父、兄と共に活躍したり、「春興鏡獅子」でも活躍を見せます。

 

2017年には、「スーパー歌舞伎II ワンピース」の公演中に怪我を負った市川猿之助さんに代わり主役を勤めたことも。

 

それからみるみる才能を伸ばしていき、3年後の2018年には26歳で名取式にて「清元栄寿太夫」を襲名し、年内に清元栄寿太夫としての初お目見えを『花街模様薊色縫 十六夜清心』にて行いました。

 

お目見え後は、歌舞伎と清元の二刀流が話題となって活躍の場を増やしていき、2020年に「アウト×デラックス」にてマツコ・デラックスさんが「今一番好きな歌舞伎界のプリンス」として紹介し、一躍有名になりました。

 

そんな才能に愛されたまさに天賦の才とも言える程ぐんぐん活躍していく彼の趣味は、絵を描くことや歌うこと。

 

こちらにも芸術的に優れている事が分かる一面を覗かせますね。

 

果たしてどんな絵を描かれているのでしょうか…今回は残念ながら画像を入手する事は出来ませんでしたが、とても気になるところです。

 

さて、そんな彼の学歴はあまり公表されていません。

 

しかし、どうやら様々な情報を元にして行くと

 

幼稚園は成城幼稚園(東京都世田谷区)、小学校は成城学園初等学校、中学校は成城学園中学校、高校は堀越高等学校(東京都中野区)

 

という学歴が有力説のようですね。

 

大学情報は残念ながら完全秘匿状態で、進学したかどうかすら得られませんでした。

 

学校のエピソード等も公表が無いため、あまり身近に居ないような少し遠い存在に感じます…。

 

しかし、考えていくと学歴などを考えずに彼の今を見て楽しめるので、学校の評判等や学生時代のやらかしエピソードなどは気にせず純粋に彼のする演技や彼自身のファンで居られるという点もありますね!

 尾上右近と尾上松也は血縁関係なし?寺島しのぶは親戚?

ここからは、尾上右近さんの親族関係について、家系図を基に見ていきたいと思います。

 

 

 

こちら二枚は、音羽屋の家系図。

 

尾上右近さんと同じ屋号の音羽屋である尾上松也さんの関係性についてですが、どうやらこちらの二人は親戚等の血の繋がった関係性ではないようです。

 

なぜかと言うと、確かにどちらも屋号は音羽屋なのですがその元が「尾上菊五郎家」か「尾上松緑家」に途中で枝分かれしているのです。

 

そして尾上松緑さんは松本幸四郎さんのお家の三男さんで、尾上菊五郎さんの元の預けられていたことがあるという方…つまり尾上菊五郎さんのお子さんではなく、「師弟関係」でした。

 

さらに言うと、尾上松也さんはその尾上松緑さんの家系ではなく、尾上松緑さんと師弟関係にあった「尾上松助」さんの息子さん。

 

ともなると、血の繋がりがないという事は明らかな事実となりますよね。

 

ですので、尾上菊五郎さんの家系である尾上右近さんと、尾上松緑さんの家系…もとを辿れば松本幸四郎さんの家系である尾上松也さんは親戚ではなく、同じ屋号の元にいる歌舞伎俳優という関係性に落ち着いていきます。

 

よくバラエティー番組での共演が見受けられるお二人なので、親戚などではなく純粋に仲がいいという事なのかもしれませんね。

 

次に、尾上右近さんと寺島しのぶさんの関係性についてですが、なんとここのお二人は親戚関係に当たります!

二人とも同じ屋号の音羽屋でありそのもとを辿っていくとどちらも「尾上菊五郎家」の方となっています。

 

ただ、従姉妹などの近い親戚ではなく遠い親戚になりますが確かに尾上右近さんと寺島しのぶさんは血縁関係のようですね。

尾上右近の兄が病気?がんって本当?

出典:SPICE

 

上の写真に上品な笑顔で映っている二人。

 

右に映っている方は尾上右近さんで、左に映っている方が尾上右近さんの兄である清元斎寿さんです。

 

さて、多くの場で活躍して私達に癒しを与えてくれる尾上右近さんですが、そのお兄様である清元斎寿さんもまた歌舞伎において欠けてはいけない歯車のような存在である、「江戸浄瑠璃清元節高輪派の三味線奏者」として尾上右近さんと同じく活躍されています。

 

清元節は独特な高音での言い回しが特徴的ですよね。

 

そんな兄弟揃って素敵な活躍を見せているお二人ですが、実は兄の清元斎寿さんは一時期「余命三か月のガン」に侵されていたそうです。

 

200925歳の頃、自身の腹部へ異変を感じた清元斎寿さんは病院にて検査を受けたところ、19㎝の悪性腫瘍が見つかりました。

 

その後手術をしない場合の余命は三か月だと宣言され、手術を決意。

 

ですが左下腹部にあったその大きな腫瘍は、摘出が難しく最悪左足を切断するともいわれていたそうです。

 

足が片方無くなってしまえば、出来ることが大きく減ってしまいますよね。

 

清元斎寿さんも、「三味線が演奏できなくなる」という事へ不安を覚えたそうです。

 

しかし幸い、左足切断を避けての摘出に成功し、その後も懸命にリハビリを行った結果再び三味線を抱えて舞台に復帰してその音色を響かせることが出来たのだそう。

 

そして、2012年には完全に元気が戻り、変わらず活動しているそうです。

 

大きな病気に罹っても、最後まで諦めずにいたその根性、とても見習いたいですね…!

尾上右近は結婚してる?彼女や噂になった女性は?

出典:BAILA

 

俳優もしているとなると、結婚の噂や交際の噂も多く聞きますよね。

 

しかし、尾上右近さんはまだ結婚していません。

 

何でも、とてもお母様の事を大切にしている方らしく、彼女が出来たラ必ずお母様に紹介をするほどだそうで中には結婚できない残念な人という話まで出ているそう。

 

ちなみに、理想の結婚相手という条件を持っているらしく、条件とは

 

  • 明るい人
  • 毎日ハグ&キスをしてくれる人
  • 褒め、叱り、慰めてくれる人
  • 尾上右近さんのお母様とちゃんとやっていける人
  • 二世帯住宅が平気な人

 

だそうです。

 

恋人感がありながらも、母親のように包容力がある方がお好みなのかもしれませんね!

 

しかし、条件を聞いた今までの彼女さん達からは「ついていけない」と振られているそうです…。

 

そこで、少し条件を変えて

 

  • お母様と仲良く出来る人
  • 毎朝ハグ&キスしてくれる人
  • 毎日カレーでもOKの人

 

としたそうですが、ここは大変カレー好きな尾上右近さん。

 

カレーを食べている時は喋らずカレーと向き合いたいそうで、それならもう別々に食べた方が…と思う方も出てきそうですね…。

 

しかし面白い条件ですから、きっといつか同じようにカレーが好きな方と結婚できるかもしれませんね!

まとめ

今回は、尾上右近さんの経歴や、尾上右近さんとよく共演されている尾上松也さんとの関係性、同じく女優である寺島しのぶさんとの関係性や、兄である清元斎寿さんについて、そして交際状況についてまで掘り下げていきました。

 

イメージや噂の通りとても多才な反面、意外とマザコンだったり、結婚相手に求める条件がとても具体的だったりと面白い面が多々あって、どこまでも面白い方だなと私は思いました。

 

そんな面白い彼が織り成す美しい歌舞伎は、これからも多くの老若男女を魅了していくのでしょう。

 

これからも、是非見守っていきたいですね!

以上、最後まで読んで頂き、ありがとうございました(^^)

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